Power BI / SharePoint リスト

営業活動ダッシュボード 設定手順

設定ファイル(.pbix)を御社の Power BI に取り込み、全国の営業活動履歴(SharePoint リスト)につなぐまでの手順です。画面はイメージです。オレンジの枠がクリックする場所です。

00

全体像

各自の Outlook の予定を、Power Automate が全国で1つの SharePoint リストに書き込みます。Power BI はそのリストを読み込んで集計します。

① Outlook の予定
各自の予定表。件名から「目的」を判定
→
② Power Automate
各自のフロー。エリアは各自のフローに固定の値で設定
→
③ SharePoint リスト「営業活動履歴」
全国で1つ。エリア・所属の列で出し分け【手順 A】
→
④ Power BI
設定ファイルを取り込み、③につなぐ【手順 B・C】
この手順書の範囲③のリストを用意し、④の Power BI を③につなぐところまでです。②の Power Automate の設定ファイルは別にお送りします。
01

お渡しするファイル

PBIX
営業活動ダッシュボード.pbix
Power BI の設定ファイル。ダッシュボード1ページ(絞り込み5つ・概要・グラフ4つ・マトリックス・明細)と、集計の式・配色が入っています。取り込んだ直後は架空のサンプルデータが表示されます。
CSV
営業活動履歴_列だけ.csv
SharePoint リストを作るための見出し1行だけのファイル。データは入っていません。ここからも保存できます。
WEB
この手順書
Word 版も同じ内容でお送りします。
CSV は Excel で開かずにお使いくださいExcel で開いて保存すると文字コードが変わり、列名が文字化けすることがあります。
02

完成イメージ

弊社の環境で、この設定ファイルを架空のデータ(3エリア・8名・約1,200件)につないだ画面です。御社のリストにつなぐと、数字と名前が御社のデータに置き換わります。

ダッシュボード上半分:左に絞り込み、上に活動の概要カード、顧客別・目的別・月別・担当者別のグラフ
上半分:左に絞り込み(エリア・所属・担当者・目的・期間)。クレームの数字と棒は赤で表示します。
ダッシュボード下半分:担当者×顧客のマトリックスと活動明細
下半分:担当者×顧客のマトリックス(件数が多いほど濃い青)と、新しい順の活動明細。
A

データの置き場所(SharePoint リスト)を用意する

目安 20分・サイトの所有者の方

全国の営業活動を入れるリストを1つ作ります。Power Automate が書き込み、Power BI が読み込む場所です。

  1. 置き場所のサイトを決める

    営業部のチームサイトなど、推進メンバー全員がアクセスできる SharePoint サイトに作ります。

    個人の「マイ リスト」には作らないでくださいURL が …-my.sharepoint.com/personal/… になる場所です。Power Automate の「サイトのアドレス」に出てこないため、他の方のフローから書き込めません。
  2. CSV からリストを作る

    サイトのトップ

    [+ 新規]→[リスト]→[CSV から]→[ファイルをアップロード]で 営業活動履歴_列だけ.csv を選びます。

    画面のイメージ(SharePoint サイト)
    SharePoint営業部
    1+ 新規
    リストを作成
    空白のリスト Excel から 3CSV から
  3. 列を確かめて、名前を付けて作成する

    12列(顧客名〜所属)が並んでいることを確かめて[次へ]。名前に 営業活動履歴 と入力して[作成]します。

    画面のイメージ(列の確認)
    顧客名日付担当者対応者目的内容確認ポイント拠点予定ID議事録リンクエリア新所属新
    営業活動履歴
    リスト名は「営業活動履歴」をおすすめしますPower BI の設定ファイルの初期値がこの名前です。別の名前にした場合は、手順 B-4 でその名前を入力してください。
    保存先を選ぶ欄が出た場合は、「マイ リスト」ではなく手順1で決めたサイトを選んでください。
  4. 「日付」と「内容」の列の種類を直す

    リストの列の見出し →[列の設定]→[編集]

    列種類理由
    日付日付と時刻(時刻を含める)月別のグラフと期間の絞り込みに使います
    内容複数行テキスト1行テキストは255文字までで、長い本文が入りません

    ほかの列は「1行テキスト」のままで構いません。

    「日付」の列に日付として表示される
  5. サイトのタイムゾーンを確かめる

    サイトの歯車 →[サイト情報]→[すべてのサイト設定を表示]→[地域の設定]

    タイムゾーンが (UTC+09:00) 大阪、札幌、東京 になっていることを確かめます。

    なぜ確かめるのかPower BI は、リストの日時をサイトの地域の設定のタイムゾーンで読み込みます(弊社環境で確認)。東京以外になっていると、朝早い予定の日付が前日にずれます。変更はサイトの所有者の方が行えます。
  6. 「予定ID」の列にインデックスを付ける

    リストの歯車 →[リストの設定]→[インデックス付きの列]→[新しいインデックスの作成]→ 主列に「予定ID」

    件数が5,000件を超える前にフローは予定IDで登録済みかどうかを確かめます。インデックスが無いと、5,000件を超えたところでこの確認が失敗します(SharePoint の制限)。全国分では数か月で届く見込みです。
  7. アクセス権を確かめる

    だれ必要な権限理由
    フローを動かす推進メンバーリストの編集(サイトのメンバー)各自のフローが、各自のアカウントで行を書き込みます
    Power BI に取り込む方(手順 B)リストの閲覧以上更新のたびに、この方のアカウントでリストを読みます
    ダッシュボードを見るだけの方リストの権限は不要Power BI に取り込まれたデータを見るためです(Power BI Pro は必要)

リストの列と Power BI での使い方

列(表示名)種類入る値Power BI での使い方
顧客名1行テキスト(タイトル)予定の場所。空なら件名顧客別グラフ・マトリックス・明細
日付日付と時刻予定の開始日時期間の絞り込み・月別グラフ・明細
担当者1行テキストフローを動かした本人担当者の絞り込み・担当者別グラフ・マトリックス
目的1行テキスト件名から判定した12区分目的の絞り込み・目的別グラフ・クレーム件数
内容複数行テキスト予定の本文明細
拠点1行テキスト(次の段階)読み込みのみ(表示なし)
エリア1行テキスト各自のフローに固定で設定エリアの絞り込み・明細
所属1行テキスト部課名所属の絞り込み・明細
対応者・確認ポイント・予定ID・議事録リンク―フローで使用使いません

列名を変えると Power BI が読み込めなくなります。列を足すのは構いません。

B

Power BI に取り込んで、リストにつなぐ

目安 15分・Power BI Pro をお持ちの方

ブラウザ版の Power BI(app.powerbi.com)だけで行えます。Power BI Desktop は使いません。

  1. 取り込み先のワークスペースを開く

    推進メンバーで共有するワークスペース(例:営業部の週報用)を開きます。共有しない試しの段階なら「マイ ワークスペース」でも構いません。

    共有には Power BI Pro が必要です取り込む方と見る方の両方に必要です。試用版では共有できません。
  2. 設定ファイルを取り込む

    ワークスペースの上部

    [インポート]→[レポート、ページ割り付けレポート、またはブック]→[コンピューターから]で 営業活動ダッシュボード.pbix を選びます。

    画面のイメージ(Power BI ワークスペース)
    Power BI営業部_週報
    + 新しい項目 新しいフォルダー 1→| インポート ∨ 移行
    一覧に「営業活動ダッシュボード」が2つ(種類が「レポート」と「セマンティック モデル」)増える
    この時点で開くと、架空のサンプルが表示されます青山・石原などの担当者名や「Aホテル 新宿」などの顧客名はすべて架空です。次の手順で御社のリストに切り替えます。
  3. セマンティック モデルの設定を開く

    一覧の「営業活動ダッシュボード(セマンティック モデル)」の行

    行にマウスを乗せて[…]→[設定]を選びます。

    画面のイメージ(ワークスペースの一覧)
    ▤営業活動ダッシュボードレポート
    ⁝⁝営業活動ダッシュボード↻1…セマンティック モデル
  4. パラメーターに御社のサイトとリスト名を入れる

    設定画面 →[パラメーター]を開く

    項目入れる値どこで調べるか
    サイトURLhttps://(御社).sharepoint.com/sites/(サイト名)リストをブラウザで開いたときのアドレスの、/sites/(サイト名) までをコピーします。後ろの /Lists/… は入れません
    リスト名営業活動履歴手順 A-3 で付けた名前。一字一句同じにします

    入力したら[適用]を押します。

    画面のイメージ(セマンティック モデルの設定)
    設定: 営業活動ダッシュボード
    ゲートウェイとクラウド接続
    データ ソースの資格情報
    パラメーター
    1https://(御社).sharepoint.com/sites/(サイト名)
    2営業活動履歴
    3適用 破棄
    最新の情報に更新
    初期値は例の値です取り込んだ直後は https://example.sharepoint.com/sites/sales が入っています。このままでは更新できません。
  5. データ ソースの資格情報を設定する

    同じ設定画面 →[データ ソースの資格情報]→ SharePoint の[資格情報を編集]

    認証方法 OAuth2、プライバシー レベル Private のまま[サインイン]し、御社の Microsoft 365 のアカウントでサインインします。

    画面のイメージ(資格情報の設定)
    データ ソースの資格情報
    SharePoint 1資格情報を編集
    営業活動ダッシュボード…
    https://(御社).sharepoint.com/sites/(サイト名)
    OAuth2        ∨
    Private        ∨
    2サインイン キャンセル
    右上に「SharePoint データ ソースが更新されました」と出る
    サイトURL を変えたら、もう一度この手順を行ってください資格情報はサイトのアドレスごとに保存されます。アドレスを変えると「接続をテストできませんでした」と出ることがあります。
  6. 今すぐ更新して、御社のデータに切り替える

    ワークスペースの一覧の「営業活動ダッシュボード(セマンティック モデル)」の行

    行にマウスを乗せ、[↻](今すぐ更新)を押します。1分ほどで終わります。

    画面のイメージ(ワークスペースの一覧)
    ⁝⁝営業活動ダッシュボード1↻…セマンティック モデル最新の情報に更新済み:2026/10/○○ ○:○○
    […]→[更新履歴]の状態が「完了」になる。レポートを開くと、担当者名・顧客名が御社のデータに変わっている
  7. レポートを開いて確かめる

    「営業活動ダッシュボード(レポート)」を開き、次の3点を確かめます。

    見る場所確かめること
    活動の概要(訪問件数)SharePoint リストの件数と同じ
    左の「エリア」「所属」御社のエリア名・部課名が並ぶ。(未設定)がある場合は、その行のフローにエリア・所属が設定されていません
    活動明細の日付Outlook の予定と同じ日付(ずれていればサイトのタイムゾーン=手順 A-5)
    見やすい表示上部の[表示](画面によっては[ビュー])→[幅に合わせる]にすると、文字の大きさを保ったまま横幅いっぱいに表示されます。
C

更新を自動にする

目安 5分

リストに入った新しい予定を、決まった時刻に Power BI へ取り込みます。

  1. 情報更新スケジュールをオンにする

    セマンティック モデルの設定 →[最新の情報に更新]

    項目設定
    タイム ゾーン(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京(初期値は「(UTC) 協定世界時」です)
    情報更新スケジュールの構成オン
    更新の頻度毎日 または 毎週(月曜)
    時刻[別の時刻を追加]→ 7:00(フローが月曜6:00頃に書き込んだあと)
    更新エラーと重大な警告通知の送信先「セマンティック モデルの所有者」にチェック(初期値のまま)

    最後に[適用]を押します。

    画面のイメージ(最新の情報に更新)
    最新の情報に更新
    1(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京 ∨
    2 オン
    3毎週 ∨
    47:00
    5適用
    更新は取り込んだ方のアカウントで行われますその方が異動・退職されると更新が止まります。担当が替わるときは、新しい方がセマンティック モデルの設定画面で引き継いでください。
D

表示の決まりごと

表示数え方
訪問件数リストの行数(予定の件数)。社内会議・指定休なども含むすべての予定です
顧客数顧客名の種類の数。目的が社内会議・指定休・研修・委員会の予定は数えません
担当者数担当者の人数
クレーム件数(赤)目的が「クレーム対応」の件数。目的別グラフでも同じ区分の棒を赤にしています
顧客別グラフ・マトリックス目的が社内会議・指定休・研修・委員会の予定を除いて集計します
月別グラフ予定の日付の月ごと
期間予定の日付で範囲を指定します。つまみを動かすか、日付を直接入力します
(未設定)エリア・所属・担当者が空の行。顧客名が空の行も(未設定)と表示します
区分名を変えるときは弊社にご連絡ください「クレーム対応」や、除外している4区分(社内会議・指定休・研修・委員会)の名前は、設定ファイルの式に入っています。区分の最終版が決まったら、合わせて直します。
閲覧できる方は全国分を見られますこのダッシュボードには、エリアごとに見せる範囲を分ける設定は入っていません。分ける必要がある場合はご相談ください。
E

つまずいたとき

起きたこと直し方
更新が失敗し、リストが見つからない旨のエラー(The key didn't match any rows in the table)が出るパラメーターの「リスト名」がリストの名前と違います。全角・半角、前後の空白まで合わせてください
「資格情報が無効」「接続をテストできませんでした」と出る手順 B-5 をやり直してください。サイトURL を変えたあとは必ず必要です
更新は成功したのに、すべての数字が空になるリストの「日付」列の名前が変わっているか、日付が入っていません。列名は手順 A の表のとおりにしてください
サイトURL に何を入れるか分からないリストを開いたときのアドレスの https://…sharepoint.com/sites/(サイト名) までです。-my.sharepoint.com の場合は個人の場所です(手順 A-1)
日付が1日ずれるサイトのタイムゾーンが東京になっていません(手順 A-5)
左の絞り込みに(未設定)が出るその行のエリア・所属が空です。各自のフローの設定を確かめてください
サンプルの名前(青山・Aホテル 新宿など)が出たまままだ更新されていません。手順 B-6 の[更新履歴]を確かめてください
他の方に共有できないPower BI Pro が必要です。共有する方・見る方の両方に必要です